伝える力を高めたい方におススメの本
社会人はアウトプットが重要です。
アウトプットとは、人に伝えること。
口頭であれプレゼンであれ文章であれ、
社会人として働く方は「人に伝える」ということを
日々行っているのではないでしょうか。
多くの方が組織の一員として働くので、
当然といえば当然なのかもしれません。
就活生に求める能力第1位に「コミュニケーション能力」が
挙げられているのも、人に伝えることの大切さを物語っていますね。
しかし、こんな方もいるのではないでしょうか。
「どうしてもうまく伝えられない...」
「漠然と伝えたいことはあるのだが、要領よく話せない...」
「たくさん読書をしたのに、なぜか仕事に活かせない...」
わたしは人に話をするくらいだったら聞き手に回った方が楽と感じる性格でありまして、
学生までずっとそんな調子でいきてきたのものですから、
絵にかいたような口下手社会人になってしましました。
さすがに仕事をする上ではまずいな~と思い、
伝える系・アウトプット系の本を読み漁っていました。
10冊近く読んだ中で、上記の悩みを解決するのに特におススメなのが、この一冊です。
「すべての知識を「20字」でまとめる」著者:浅田すぐる
本書では、効率よく学び(インプット)、学んだことを人に伝える(アウトプット)までの
プロセスが分かりやすく書かれてあります。
巷には数多くの学習術・読書術・伝え方系・アウトプット系の本がありますが、
この本の優れている点は以下の2つです。
⓵読書後すぐに実践できる
学んだことをすぐに実践することを著者は「動作化する」と表現しています。
著者はこの「動作化する」ことを大切にしています。
著者は「多くのビジネス書は動詞表現で終わっている。だから読んだ後なにも変わらない。
『動作表現』にまで落としこむことが重要」と言っています。
動作化することを何よりも大切にしている著者の本だからこそ、
「人に伝える」という複雑な動作にも効いてくるのです。
②情報を整理する・まとめる力が身に着く
著者は「人に伝えられないのは、自分の中で情報を整理できていないから」と言っています。
当然と言えば当然ですので、「そんなの分かっているよ」と言う声が聞こえてきそうですね。
しかし、本書はさらに一歩踏み込んでいます。
情報を整理する・まとめるためにはどうすればよいか?
著者の答えはシンプルかつ具体的です。(みなさんが動作できるように)
⓵1枚の紙に4×4のフレームを書く
②キーワードをフレームに埋める
③特に大事なキーワードに赤丸をつける
これを繰り返すことで、必要な情報、捨ててもいい情報が区別できるようになっていくのです。
つまり、要点を絞れるということですね。
要点を絞れたら、自然と相手に伝わりやすくなるという成り行きです。
本書ではさらに詳しいやり方が書かれてあります。
本書を読めば、人に伝えるための情報整理術を
具体的にかつ実践的に学ぶことができます。
ぜひ本書を手に取ってみてください。
「サピエンス全史」から学ぶ資本主義
『サピエンス全史』を書店で目にした方も多いのではないだろうか。
しかし、上下巻合わせて500ページを越える大作であるので、敬遠された方と多いのでは。
そんな方に本書から学べること紹介していく。
一度読んだ方も、理解を深めるためにもぜひ本記事を読んでほしい。
わたしはこの社会の成り立ちが知りたくて本書を手に取った。
⓵どうして、いつから資本主義社会になったのか
②どうしてみんな会社に行って働くのか
③どうして貧富の差があるのか
④太古の人たちはどうやって、どんな価値観で生きていたのか
そんなことを知りたくて本書を手にしました。
この記事では、①の資本主義について本書から得た示唆について記す。
(資本主義に関する記述は、『サピエンス全史 下巻』にある)
⓵資本主義は500年前の科学革命以来、「未来の成長を信用する」という考え方が広まり、形成されていった。
「未来の成長を信用する」という考え方が生まれたきっかけは大航海時代。
金や銀を航海の資金を提供してくれたスペイン王室に
持ち帰ったことで、未来への投資は富をもたらすという考え方が広まった。
資本主義の文脈の中で印象的だったのは、
アダム・スミスが1776年に出版した『国富論』に関する記述。
資本主義は「資本」をたんなる「富」と区別する。
資本を構成するのは、生産に投資されるお金や財や資源だ。
一方、富は地中に埋まっているか、非生産的な活動に浪費される。
『サピエンス全史 下巻』p136
わたしは以前まで資本主義的な考え方に嫌悪感を抱いていた。
貧富の差を生む諸悪の根源であるのに、どうして世の中の会社はみな口を揃えて、
「売り上げアップ」、「成長、成長」と言うのか。その先に何があるのかと。
しかし文脈の中で、わたしは資本主義の恩恵を充分に受けていることに気付いた。
資本主義が生まれる前は、富は一部の人の欲望を満たすために使われていたからだ。
例えば、ベルサイユ宮殿。絶対王政時代のヨーロッパ、富を独占していた王族や貴族は、
その富を国民のために使わず、ベルサイユ宮殿のような自らの権力を示すために使っていた。
平民から得た税金は、貴族が夜な夜なパーティーをするために使われていたという。
フランス革命が起こったのも無理ないなあ、と思ってしまう。
しかし現代では、税金はわたしたちの生活基盤のために使われ、
企業はわたしたちから得た売上を、わたしたちの生活を豊かにするために使われる。
資本主義を全否定できないのだなと思った。
確かに資本主義には、奴隷貿易やアヘン戦争などを引き起こした負の側面もある。
しかし、現代の一般庶民のわたしは、資本主義が生まれる前のフランス革命前夜で一般庶民をしているよりも、安心度合いは大きいのだろうなと想像される。
⓵の疑問に立ち返ると、どうして世界中の国が資本主義を受け入れているかは、
「貧富の差は生まれるが、全体に(貧しい人も富める人も)恩恵をもたらす考え方であるから」
というのがわたしの答えである。
実際のところスミスはこう述べているのに等しいー
強欲は善であり、個人がより裕福になることは当の本人だけではなく、
他の全員のためになる。利己主義はすなわち利他主義である、というわけだ。
『サピエンス全史 下巻』p135
ブログで書いてみたいことについて
こんにちは。
初めてのブログ投稿です。
ブログで何を書きたいのか、
そもそもブログを書いてどうしたいのか、
ここに記したいと思います。
⓵読書記録
私の趣味は読書です。
週1冊のペースで、社会人になってから3年間続けています。
いろいろと本を読んでいると、とても感銘を受ける本に出合うことができます。
もう、私の考えを、行動を、習慣を、生活を、ひいては人生を変える本に
出会うことがあります。
そんな印象深い本を紹介し、私が感じたこと・考えたことを
ここに記していきたいです。
日常生活や学校の授業で教えられたことや他の本など、
様々なことに関連付けて紹介できるといいなと思っています。
②紀行記録
旅行に行くのが好きです。登山も好きです。
両者は別物のように思えるかもしれませんが、私の中では同じです。
旅行に行くと、登山に行くと、いろいろなことを考えさせられるです。
様々な人や風景に出会う中で、人の営みや歴史、自然について想いを馳せるのです。
ここでも、旅行先や山を紹介し、私が感じたこと・考えたことを
ここに記していきたいです。
書きたいテーマは以上です。
と言いましても自由気ままにやっていくことには変わりありませんが。
次の話。そもそもブログを書いてどうしたいの?について。
結論から言いますと、
文章を書いてお金を稼げるようになりたい、
が最終的な目的になります。
しかし、皆さんもご存じ、
そんな簡単な話でありませんことを、
私も認識しております。
ただ、書いてみないことには何も始まらないから、
こうして初めての記事を書いているのであります。
「最終目的」があるのなら、「サブ目的」もあります。
⓵文章力の向上
ここまで読んできてお分かりの通り、
私の文章は非常な粗削りな状態です。
話の展開の仕方や表現や言葉が未熟な状態であります。
書いていく中で、私なりのスタンスなるものを
身に付けられればと思っています。
また、最終的には他人のために文章を書けるようになりたいと思っています。
そうでないと、お金になりませんから。当然のことながら。
他人のために書けるようになるために、
しばらくは自分のために書く必要がありそうです。
②アウトプットの機会づくり
私は口下手な性です。
口下手な人にありがちなのは、
自分の考えを表現する機会が少ないこと、
ではないかと思います。
学生まではそれで良かったのですが、
社会人になるとそうはいきません。
「報連相」という言葉があるように、
やたら考えや状況を口で説明しなければならないのです。
口下手なのに。
そんな口下手な私に、考えを表現する機会として、
ブログで書く、ということに繋がったのです。
長くなりました。
よく分からない文章になっているかもしれないですね。
要するにここでやりたかったことは、
「小さな一歩を踏み出す」
ということです。
しばらくは雑文が続きます。
書いていく中で、皆さんにお役に立てるような
記事に仕上げていきます。
しかし現状すぐにはできないので、雑文を自由気ままに書いていきます。
それでは。